占いマニア 占い師はどこまで真実を話すのか(2)
■相談者は自ら占うべきである
私は常々、占いは相談者自らが行うのが望ましいといっている。懸案に関する情報を誰よりもつもの、それはほかならぬ相談者だからである。タロットに示される可能性を妥当なものとするには、豊富な関連情報が欠かせない。相談者自らがカードと向き合うことで、自分の問題が整理され、見えなかった状況が見えるかも知れず、得られた結論はその過程も含めすべて相談者のものである。そこには功名心に駆られての欺瞞もなければ、逃げ腰の微温的態度もない。カードの解釈より前に、目の前に座る占い師を解釈する必要はもうない。
ただし、自ら占えばそれがすなわち真実につながるわけでもないから、そこは充分気をつけなければならない。占い師に求められる素養もさまざまだが、もっとも大切なのは、偏見を退け中立的に物事を見る態度である(知識、解釈力に優先する!)。が、自分の問題に対しもっとも中立的であれないのもまた自分なのである。故に、もし自分にその才がないというなら、自分で占おうとはせず、かかりつけの占い師をもつべきである。信頼でき、極端に走らず、そして自分に合っていると思える占い師を見つけ、継続的に見て判断してもらうほうが、ずっとよい結論を得られるだろう。相談者は解釈者の言葉の機微をとらえるだろうし、解釈者は相談者にとって妥当で有用なアドバイス――それはきっと真実に近づいているはずだ――をすることができるだろうためだ。
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